一期一会を大切に。

2015.03.31更新

以前,不倫をした有責配偶者からの離婚請求をブログで取り上げましたが,

最近,興味深い裁判例が出ています。

 

東京高判平成26年6月12日(判時2237号47頁)は,

複数の男性と不貞行為に及んだ妻からの離婚請求を,有責配偶者からの離婚請求であるとして排斥した原審を取り消して,

離婚請求を認容しました。

 

そもそもそれまで有責配偶者からの離婚請求を否定されてきた趣旨は,一家の収入を支えている夫が不貞行為を働いたうえで離婚を請求するという身勝手な行動を認めては残された妻子の生活が不安定になり社会正義に反する結果になるということにありました。

しかるに,この裁判例は,離婚を請求しているのは妻であること,離婚を認めても未成年者の福祉を害する事情がないことなどを重視して,離婚を認めました。

別居期間は1年半で,複数男性との不貞行為という,一見すると,原審のように最判昭和62年9月2日に照らして,離婚請求は認められないように思える事案ですが,この事案においては離婚を認める結論に問題はないと思いますので,同最判の規範に拘泥することなく,ますます離婚は認められやすくなっていると言えます。

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東京みらい法律事務所

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投稿者: 弁護士甲斐伸明

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